保育士としての経験を活かし、
子育て中に感じやすい悩みや日々の関わり方を、分かりやすくまとめています。
「すぐにサイズアウトするし、安くて可愛い靴でいいかな?」
「子どもの足にとって、本当に良い靴ってどう選べばいいの?」
毎日元気に走り回る子どもたち。
その小さな足を支える「靴選び」は、
実は一生の歩行や姿勢を左右するほど大切です。
私は保育士として20年、現場で何百人もの子どもたちの足を見てきました。
正しい靴を履いている子とそうでない子では、
歩き方や踏ん張る力、そして疲れやすさが全く違います。
今回は、現役保育士でありママでもある私が、
実体験から確信した「失敗しない靴選びのポイント」を分かりやすく解説します。
なぜ「靴選び」がそんなに重要なのか?
子どもの足は、大人と違ってまだ未完成です。
実は、骨の大部分が「軟骨」でできており、非常に柔らかく変形しやすいのが特徴です。
この時期に合わない靴を履き続けてしまうと、
外反母趾や扁平足など、将来の足のトラブルに繋がってしまうと言われています。
保育の現場でも、「なんだかよく転ぶな」と思って足元を見ると、
サイズが合っていなかったり、靴が型崩れしていたりすることがよくあります。
ベテラン保育士が教える!靴選びのチェックポイント5選

私が保護者の方にもお伝えしている、絶対に外せないポイントは以下の5つです。
- かかとの安定感
かかとをしっかり包み込み、指で押しても潰れない硬さがあるものを選びましょう。かかとが安定すると、足首がグラつかず正しく歩けます。 - つま先のゆとり
靴の中で指が自由に動かせるよう、5mm〜10mm程度の余裕が必要です。 - 正しい位置で曲がる「屈曲性」
足の指の付け根(一番曲がる部分)に合わせて、靴も柔軟に曲がるか確認してください。 - マジックテープ(面ファスナー)タイプ
スリッポンは脱ぎ履きは楽ですが、足を固定する力が弱いです。マジックテープで「ギュッ」と締められるものが理想です。 - 中敷き(インソール)が外せる
中敷きの上に子どもの足を乗せることで、実際のサイズ感を正確に確認できます。
【実体験】靴のプロに教わった「本当のサイズ」の測り方
以前、わが子の靴を買いに専門店へ行った時のことです。
私は保育士としての知識もあり、「このサイズで大丈夫」と思って靴を選んでいました。
しかし、シューフィッター(靴の専門家)の方に計測してもらうと、
私が思っていたサイズより1センチも小さなサイズを勧められたのです。
「大きめの方が長く履けるし…」
という私の考えを見透かしたように、店員さんはこう言いました。
「お母さん、大きすぎる靴の中で足が泳いでしまうと、指が踏ん張れず、変なところに力が入って歩き方が崩れてしまうんですよ」
その言葉にハッとしました。
現場で子どもたちの歩き方を見ていたはずなのに、いざ自分の子のことになると
「すぐ大きくなるから」と、経済性を優先してしまっていたのです。
それ以来、私は「今、この瞬間の足にぴったり合う靴」を、定期的(3ヶ月に1回)に計測して選ぶようにしています。
保育士の視点:靴選びは「自立」への第一歩
保育園では、子どもたちが自分で靴を履こうとする「自立」の場面がたくさんあります。
- 履き口がガバッと大きく開くか?
- 子どもが自分でマジックテープを剥がしやすいか?
この視点があるだけで、子どもは「自分でできた!」という自信を積み重ねることができます。
逆に、履きにくい靴は、子どもの「やりたい!」という意欲を削いでしまうこともあるのです。
まとめ:靴選びは「未来の体」へのプレゼント
子どもの靴選びは、単なる買い物ではありません。
一生を支える「足の健康」と「歩く喜び」を育む、親から子への大切なプレゼントです。
ぜひ、お子さんと一緒に靴屋さんへ行き、プロに足を測ってもらうことから始めてみてください。
3ヶ月に一度は、中敷きを外して「指の跡」をチェックしましょう!
跡が端っこまで来ていたら、それは「次の靴への準備」の合図ですよ。
※本記事は保育士としての経験に基づくアドバイスです。お子様の足の状態や歩き方に不安がある場合は、専門の医療機関や整形外科へご相談ください。


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