保育士としての経験を活かし、
子育て中に感じやすい悩みや日々の関わり方を、分かりやすくまとめています。
「絵本がたくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からない……」
「読み聞かせって、やっぱりお勉強のために毎日しなきゃダメ?」
こんにちは、現役保育士で2児の母、ゆうママです。
20年の現場経験の中で、私は何千回と子どもたちに読み聞かせをしてきました。
今回は、私がこれまでに何百人もの子どもたちと接する中で、みんなが「もう一回!」と目を輝かせた鉄板の絵本を学年別に紹介します。
そして、プロとして、一人のママとして大切にしてきた「絵本選びの本当のコツ」をお伝えします。
保育士ママが教える、失敗しない「絵本選び」の極意
おすすめリストの前に、私が20年の経験でたどり着いた、一番大切なことをお話しします。
それは、「読み手であるパパ・ママ自身が、その絵本を大好きかどうか」です。
もちろん年齢に合ったものを選ぶことも大切ですが、
何より「自分が読んでいて楽しい、ワクワクする、感情が揺さぶられる」本を選んでください。
子どもは大人の姿を本当によく観察しています。
大人が「面白くないな」「早く終わらせたいな」と、うわの空で読んでいると……
不思議なことに、すぐバレてしまいます(笑)。
ママがワクワクしながら読むと、その楽しさは必ず子どもに伝染します。
ぜひ、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。
【0歳児】五感を刺激!「音とリズム」を楽しむ3冊
0歳児はストーリーよりも、心地よい言葉の響きやハッキリした色使いに惹きつけられます。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| じゃあじゃあびりびり | 作:まついのりこ | 偕成社 | 1983年7月 |
| だるまさんが★ピックアップ | 作:かがくいひろし | ブロンズ新社 | 2008年1月 |
| いないいないばあ | 文:松谷みよ子 絵:瀬川康男 | 童心社 | 1967年4月 |
園でこの絵本を出すと、まだ言葉の出ない0歳児さんも一緒に体を揺らして「どてっ」と転ぶ真似をしてくれます。スキンシップのきっかけにもなる魔法の一冊です。
【1歳児】「繰り返し」がクセになる!やり取りを楽しむ3冊
「次はどうなるの?」という期待感が芽生える1歳児。
一緒に言葉を添えたくなる絵本が人気です。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| やさいさん★ピックアップ | 作:tuperatupera | Gakken | 2010年7月 |
| がたんごとんがたんごとん | 作:安西水丸 | 福音館書店 | 1987年6月 |
| ぱんだなりきりたいそう | 作:いりやまさとし | 講談社 | 2016年10月 |
「すっぽーん!」というフレーズに合わせて、保育園ではみんなで一緒に手を上に突き上げます。しかけ絵本をめくる瞬間の、子どもたちのキラキラした目が忘れられません。
【2歳児】「自分」を重ねて夢中になる!想像力が広がる4冊
自我が育つ2歳児。
絵本の中のキャラクターと一緒に冒険したり、ごっこ遊びに繋げたりするのが楽しくなる時期です。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| おおきなかぶ★ピックアップ | 再話:A・トルストイ | 福音館書店 | 1966年6月 |
| はらぺこあおむし | 作:エリック・カール | 偕成社 | 1976年5月 |
| もりのおふろ | 作:西村敏雄 | 福音館書店 | 2008年3月 |
| いろいろバス | 作:tuperatupera | 大日本図書 | 2013年5月 |
「うんとこしょ、どっこいしょ!」という掛け声は、2歳児さんの心をがっちり掴みます。園では、読み聞かせが終わったあとも、お友だちと手を繋いで「うんとこしょ!」とごっこ遊びが始まるほど。みんなで力を合わせる楽しさを、肌で感じられる一冊です。
【3歳児】「好き」を見つける!物語の世界へ誘う4冊
お友だちとの繋がりが増える3歳児。
少し長いストーリーも集中して聞けるようになります。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| わたしのワンピース★ピックアップ | 作:西巻茅子 | こぐま社 | 1969年12月 |
| どうぞのいす | 作:香山美子 絵:柿本幸造 | ひさかたチャイルド | 1981年11月 |
| 三びきのやぎのがらがらどん | 作:ノルウェーの昔話 絵:マーシャ・ブラウン 訳:瀬田貞二 | 福音館書店 | 1965年7月 |
| ぐりとぐら | 作:中川李枝子 絵:大村百合子 | 福音館書店 | 1967年1月 |
お花畑を通れば花柄に、雨が降れば水玉模様に……。次々と変わるワンピースの柄に、子どもたちは釘付けです。「次はどんな柄かな?」と会話が弾みます。おしゃれに興味が出始める3歳児さんの感性を優しく刺激してくれます。
【4歳児】ワクワクが止まらない!仲間と楽しむ5冊
想像力がぐんと深まり、ちょっぴり怖いものや、不思議な世界観にも夢中になります。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| からすのパンやさん★ピックアップ | 作:かこさとし | 偕成社 | 1973年9月 |
| そらまめくんのベッド | 作:なかやみわ | 福音館書店 | 1999年9月 |
| めっきらもっきらどおんどおん | 作:長谷川摂子 | 福音館書店 | 1990年3月 |
| ようかいしりとり | 作:おくはらゆめ | こぐま社 | 2018年5月 |
| ももたろう | 作:松居直 | 福音館書店 | 1965年2月 |
ページ一面に描かれた、ユニークで美味しそうなパンの数々!「私はこれがいい!」「僕はこのパン!」と、選ぶだけで10分以上盛り上がることもしばしば(笑)。細部まで描き込まれた絵は、何度見ても新しい発見があり、4歳児さんの知的好奇心をくすぐります。
【5歳児】心の育ちを支える!長く愛される名作5冊
就学を控えた5歳児。
友だちと協力する心や、成長への誇りを感じられる一冊を選びたいですね。
| タイトル | 作者 | 出版社 | 発行日 |
| おおきなおおきなおいも | 作:赤羽末吉 原案:市村久子 | 福音館書店 | 1972年10月 |
| スイミー | 作:レオ・レオニ 訳:谷川俊太郎 | 好学社 | 1986年8月 |
| きょだいなきょだいな | 作:長谷川摂子 | 福音館書店 | 1994年8月 |
| エルマーのぼうけん ※読み聞かせを数日に分けるのもおすすめ | 作:ルース・スタイル・ガネット | 福音館書店 | 1963年7月 |
| おおきくなるっていうことは★ピックアップ | 作:中川ひろたか | 童心社 | 1999年1月 |
卒園を控えた時期に読むと、子どもたちも、そして読み手の保育士も涙ぐんでしまう一冊。自分の成長を肯定できる、大切なメッセージが詰まっています。
忙しい夜、私が「絵本一冊」に救われた理由
私自身、仕事でヘトヘトになり、夕飯の準備が進まずイライラして、子どもに強く当たってしまう日もありました。
でも、寝る前のたった5分の絵本タイムだけは、子どもを膝に乗せて、一緒に物語の世界に入り込むことができました。
不思議なことに、自分が好きな絵本を読んでいると、私自身のささくれだった心も静まっていくのを感じたのです。
絵本があったから、一日の終わりを「大好き」という気持ちで締めくくることができました。
まとめ:絵本はママと子どもを繋ぐ「一生の宝物」
読み聞かせは、知識を与えるためだけのものではありません。
ママの声を聴きながら、温かい体温を感じる。
その安心感こそが、子どもの生きる力になります。
まずは一冊、あなたが「これ、好き!」と思える絵本を手に取ってみてください。
そのワクワクは、きっとお子さんの心に届きますよ。

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