保育士としての経験を活かし、
子育て中に感じやすい悩みや日々の関わり方を、分かりやすくまとめています。
保育園の帰り際、担任の先生から「今日、お話があるので少しお待ちください」と言われる。
あの瞬間の、心臓がギュッとなるような不安と申し訳なさ……。
私も保育士でありながら、親として何度も経験してきました。
「うちの子、何かやったのでは……」と震える気持ちで待つ時間は本当に辛いものです。
1歳児クラスの頃などは「お友だちを噛んでしまいました」「ひっかいてしまって……」という報告を受け、相手のお子さんへの申し訳なさでいっぱいになったことも一度や二度ではありません。
今回は、数々のトラブルを見守ってきた保育士の視点と、同じように悩んだ保護者の視点、その両方から「園でのトラブル」への向き合い方をお伝えします。
なぜ叩いてしまうの?子どもの「心の裏側」
子どもがお友だちを叩くのには、必ず理由があります。
決して「意地悪をしてやろう」と思っているわけではありません。
- 言葉が追いつかない(1〜2歳頃に多い) 「貸して」「嫌だよ」という言葉がまだ上手に出せないとき、手が先に出てしまいます。
- 自分のスペースを守りたい 使っていたおもちゃを急に取られそうになり、防衛反応として手が出てしまうことがあります。
- 関わり方がわからない 「一緒に遊びたい!」という好意が、力の加減ができずに「叩く」形になってしまうことも。
先生から報告を受けたとき、どう向き合えばいい?
① ママ・パパは自分を責めないで
報告を受けるたびに「私のしつけが悪いのかな」と自分を責めてしまいますよね。
でも、決してそんなことはありません。
保育士の立場からお伝えすると、私たちは「お家でのしつけ」を疑っているわけではないのです。むしろ、「防ぎきれなかった私たち保育士も、お子さんと保護者の方に対して申し訳ない気持ちでいっぱい」なんです。
② 子どもの「思い」を受け止める
手が出てしまった子の裏側には、
「おもちゃを使いたかった」
「驚いた」
という純粋な思いがあります。
家では「叩かれたら痛いんだよ」と伝えつつも、「貸してって言いたかったんだよね」と、
まずはその気持ちを代弁してあげてください。
③ 園と家庭は「一つのチーム」
保育士は、どうすればその子が手を出さずに済むか、環境や言葉がけを必死に考えています。
「家ではどうですか?」と聞かれたら、責められていると思わず、ぜひ普段の様子を教えてください。
一緒に解決策を探していく「チーム」だと思って頼ってくださいね。
申し訳なさでいっぱいのあなたへ
相手のお子さんに怪我をさせてしまった時などは、夜も眠れないほど落ち込むかもしれません。
でも、子どもは失敗を繰り返しながら、痛みを学び、加減を学び、少しずつ言葉で解決できるようになっていきます。
「叩く=悪い子」ではありません。
「今はまだ、コミュニケーションの練習中」なのです。
まとめ:いつか笑って話せる日が来ます
あんなに噛んだり叩いたりしていた子も、3歳、4歳と成長し、言葉が増えるにつれて、驚くほど落ち着いていきます。
今、園からの報告にビクビクしているママ・パパ。
一人で抱え込まず、先生と一緒に、お子さんの成長の歩幅に合わせて見守っていきましょう。
園でのトラブルは「自立の芽生え」のサインでもあります。おうちでできるサポート方法もチェックしてみてくださいね。
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