保育士としての経験を活かし、
子育て中に感じやすい悩みや日々の関わり方を、分かりやすくまとめています。
「お着替えしよう?」
「イヤ!」
「じゃあ、これならどっちがいい?」
「イヤーーーッ!!(のけぞり)」
毎朝、玄関先で繰り広げられるお着替えバトル。
仕事の時間は迫るし、洗濯物は残っているしで、つい「いい加減にして!」と声を荒らげては自己嫌悪……なんてこと、ありませんか?
保育士として20年、何百人もの「イヤイヤ期」と対峙してきた私が断言します。
イヤイヤ期のお着替えは、「正論」ではなく「遊び」と「ゆとり」で攻略するのが近道です!
今回は、保育現場でも効果絶大だった、朝のバトルを終わらせる「3つの魔法」をシェアします。
魔法①:子どもに「選ばせる」の魔法
イヤイヤ期の正体は、「自分で決めたい!」という自立心の芽生えです。
「これを着なさい」と言われると反射的に「イヤ」と言いたくなりますが、
自分で選んだものには責任(?)を持つのがこの時期の可愛らしいところ。
「どっちにする?」と2択で提案します。
「赤いシャツと、青いシャツ、どっちがいいかな?」という具合です。
自分で「こっち!」と選んだ瞬間に、それは「やらされる作業」から「自分の決断」に変わります。
魔法②:お洋服を「生きたキャラクター」にする魔法
子どもは楽しいことが大好き。
お洋服をただの布だと思わせず、お友達にしてしまいましょう。
ズボンに手を入れてパクパクさせながら、「〇〇くんの足、食べちゃうぞ〜!もぐもぐもぐ…あ、入っちゃった!」と実演します。
あるいは「お袖のトンネル、どっちの手が先に抜けられるかな?よーい、どん!」と競争形式にするのも効果的です。
魔法③:【実体験】一度しっかり「離れる」の魔法
実は、私自身が自分の子の育児で一番よく使っていたのがこれです。
イヤイヤが始まったら、
まずは「お着替えしたくなかったんだね」「イヤだったね〜」と、その気持ちをまるごと一度受け止めます。
その上で、「お着替えしたくなったら教えてね」とだけ伝えて、その場を離れて待つんです。
すると……しばらくして自分で着替えに来たり、こちらの様子をチラチラ伺いながら近寄ってきたり(笑)。
一度「イヤ」を受け止めてもらい、少し距離を置くことで、子どもの中でも「さて、どうしようかな」と気持ちを切り替える余裕が生まれるようです。
それでもダメな時……「ごめん!」で乗り切る日もあっていい
ここまでコツをお話ししましたが、もちろん魔法が効かない日だってあります。
私だって、どうしても時間がなくて「お願い、今日は本当に時間がないの!協力して!」と、嫌がる我が子を抱え込むようにして着替えさせたことが何度もあります。
「寄り添ってあげられなかった……」と落ち込む必要はありません。
大切なのは、その後に「さっきは急いでごめんね。協力してくれてありがとう」とギュッと抱きしめてあげること。
朝、完璧に寄り添えなくても、その一言があれば親子の絆は大丈夫です。
おわりに
イヤイヤ期は、お子さんが「自分」という人間を確立しようとしている素晴らしい成長のステップです。
でも、毎日付き合う親御さんは本当に大変ですよね。
全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫。
どうしても間に合わない日は、パジャマのまま抱っこして家を出ちゃいましょう!
先生たちは、いつだって戦うママ・パパの味方ですよ。
▼朝のバトルを乗り切ったら、夜は手抜きで栄養満点なごはんにしませんか?▼

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