保育士としての経験を活かし、
子育て中に感じやすい悩みや日々の関わり方を、分かりやすくまとめています。
「保育園、行きたくない!」 朝の忙しい時間に玄関で泣き叫ぶわが子。
後ろ髪を引かれる思いで仕事へ向かう道中、
「私の育て方が悪いのかな」
「寂しい思いをさせてごめんね」
と、自分を責めてしまった経験はありませんか?
こんにちは、現役保育士であり、2児の母でもあるゆうママです。
私はこれまで20年の現場経験の中で、何百人もの「登園しぶり」を見てきました。
そして私自身も、わが子の激しい泣き声に胸を痛めてきた一人です。
今回は、保育士の視点と、一人のママとしての経験から、
朝の「行きたくない」を少しでも楽にするための具体的な解決策をお伝えします。
なぜ子どもは朝「保育園に行きたくない」と言うのか?

子どもの「行きたくない」に隠された本音
子どもが「行きたくない」と言うとき、実は園が嫌いなわけではないことがほとんどです。
「もっとママといたい(甘えたい)」
「まだ眠い」
「昨日の遊びの続きを家でしたい」
など、理由は様々。
特に2歳前後からは、自分の意思がはっきりしてくるため、
ママとの別れ際を一つの「儀式」のように捉えて感情を爆発させることがあります。
親が焦るほど、子どもは不安を感じる
ママが
「早く行かなきゃ!」
「仕事に遅れる!」
と焦れば焦るほど、子どもはその緊張を敏感に察知します。
「ママ、怖い顔してる…何か悪いことが起きるのかな?」
という不安が、さらに「離れたくない!」という執動を強くしてしまうのです。
【実践】登園しぶりを笑顔に変える「3つの魔法の声かけ」
泣いているわが子に、どんな言葉をかければいいのか。
現場で効果的だった3つの声かけをご紹介します。
1. 「行きたくないんだね」と、まずは気持ちを100%受け止める
「そんなこと言わないの!」
「お菓子あげるから!」
と否定したり物で釣ったりする前に、まずは
「行きたくないんだね、もっと一緒にいたいよね」
と、その気持ちを言葉にしてあげてください。
「ママは分かってくれた」という安心感が、次の行動へのステップになります。
2. 「園に着いたら〇〇先生に会えるね」と、ワクワクの種をまく
意識を「ママとの別れ」から「園での楽しいこと」へスライドさせます。
「今日はお砂場で遊ぶのかな?」
「〇〇先生がおはようって待ってるよ」
など、具体的な名前を出すのがコツです。
3. 「お仕事終わったら、真っ先に迎えに行くよ」と、再会の約束を具体的に
子どもにとっての最大の恐怖は「ママがいなくなること」です。
「お昼寝が終わって、おやつを食べたら迎えに来るからね」
と、一日の流れに合わせて具体的に伝えることで、子どもは見通しを持って待てるようになります。
【ベテラン保育士の知恵】どうしても泣き止まない時の「最終手段」
いろいろ試しても、やっぱり泣いてしまう日はあります。
そんな時は、「信頼してプロに預ける」のが一番です。
「泣いたまま預けてごめんね」
と罪悪感を持つ必要はありません。
実は、ママの姿が見えなくなった瞬間、ケロッと泣き止んで遊び始める子は驚くほど多いのです。玄関で保育士にサッとバトンタッチすることは、子どもにとっても「気持ちを切り替えるチャンス」になります。
私自身も悩んだ「ママとしての自分」と「保育士としての自分」
実は私自身の育児でも、理想通りにいかないことばかりでした。
私はシフト勤務だったため、朝の送りは夫に頼ることも多かったのですが、
私が遅番で送り担当の日は大変!
2歳ごろまでは、園に着いてもなかなか離れず、大泣きされる日々が続きました。
プロの保育士なのに、自分の子一人スムーズに預けられない…。
一瞬、そんな思いが頭をよぎることもありましたが、そこは割り切りました。
「先生、お願いしまーす!」
そう言って預けた後は、振り返らずに走って園を去りました。
そして帰宅。
実は私、仕事へ行くまでの20〜30分、一人でほっこりコーヒーを飲む時間を作るために、送りの時間は最短記録を狙う勢いで切り上げていたんです(笑)。
「ママ」だって一人の人間です。
保育士だって、自分の子の泣き声には動揺します。
でも、その少しの「一人時間」で心をリセットできたからこそ、
私は笑顔で仕事に向かい、お迎えの時にも笑顔でわが子を抱きしめることができたのだと確信しています。
まとめ:明日の朝、ママが笑顔で「いってらっしゃい」と言えるために
朝、子どもが泣くのは、それだけママのことが大好きだという証拠です。
完璧な対応を目指さなくて大丈夫。
どうしてもダメな時は、園の先生を頼ってください。
私たちは、ママの味方です。
明日の朝、あなたが少しでも軽い足取りで玄関を出られるよう、応援しています!

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